『世界でいちばん長い写真』高杉真宙、武田梨奈の誕生日サプライズで天然ぶり発揮

映画『世界でいちばん長い写真』初日舞台挨拶が23日、都内・イオンシネマ シアタス調布にて行われ、主演の高杉真宙をはじめ、武田梨奈、水野勝、監督の草野翔吾が登壇した。

世界でいちばん長い写真

「武士道シックスティーン」「ストロベリーナイト」など幅広いジャンルで活躍する人気作家・誉田哲也による同名小説を原作に、2017年夏に愛知県・知多半島で撮影した本作。主演の高杉真宙をはじめ、武田梨奈、松本穂香、水野勝(BOYS AND MEN)、吉沢悠、小松政夫らが共演。監督を『からっぽ』で第4回沖縄国際映画祭パノラマスクリーニング部門や、第27回高崎映画祭“若手監督たちの現在”に選出され、『にがくてあまい』で注目を浴びた新進気鋭の草野翔吾が務める。

タイトルにちなみ忘れられない写真の思い出を聞かれた高杉は「小学4年の頃、節分の日、実家で飼っている犬と一緒にとった写真です。犬に小さな鬼の御面をかぶせて写真を撮りましたが、可愛くて」とニコニコが止まらなくなり、ほんわかな雰囲気で舞台挨拶はスタート。

武田は、「今回の現場で写真をさくさん撮っていて、ツイッターにあげていました。この瞬間でしか撮れない写真ばかりで、リアルな青春の一枚となりました」と語った。水野は「いつもはBOYS AND MENというグループで活動をしています。そのメンバーと武道館でリハーサルをした時に撮影した写真です。初めの頃は公園で練習していたので、武道館で公演ができて、みんなで夢を叶えてきたので、夢が叶った瞬間だったので、お気に入りの1枚です。グループ活動も青春を感じているので、この映画とリンクを感じます」とグループのメンバーとの絆を話した。

主演の高杉とヒロインの武田の印象を聞かれた監督は「天然」「負けず嫌い」のキーワードを出しながら、「負けず嫌いだけど天然な2人が引っ張った現場でした」と感謝を述べた。

イベントの中盤、6月15日に誕生日を迎えた武田梨奈にむけて誕生日ケーキのサプライズプレゼントを企画していたものの、武田の様子に驚きがなく「本当なら嬉しくてここで泣いているはずだったのですが、舞台挨拶が始まる前の打ち合わせで、見てはいけない台本をみてしまって・・・」と発すると、水野も「赤字で、“バースデーケーキがここで登場”と書かれている台本を、誰かさんがお配りしたんだよね」とツッコミを入れ、すかさず高杉が「すみませんでした!」と謝り、会場が笑いに包まれた。

最後にお客様にむけての挨拶で、監督は「クライマックスの和太鼓シーンは、家でDVDで観ても伝わるものではなく、やっぱり劇場ならではのものだと思います。この映画の良さをわかってもらうには、映画館で観ていただくのが一番だと思います。お客様に観ていただいて映画は出来上がるものだと思うので、皆さんの感想が楽しみです宜しくお願いします」と頭を下げた。

水野は「僕たちは作り手として作品に取り込みますが、初日を迎え、これからはお客様とこの作品を共有できるようになりました。今日からがまたスタートだと思いますので、みんなで力を合わせて一人でも多くの方に観ていただきたいと思います」と話し、武田は「ものすごいわかりやすい恋愛が描かれているわけでもなく、ものすごく主人公の男の子がいきいきとした楽しい姿を描いている作品ではないのですが、日常の中の小さなことが光ってみえる素敵な作品だと思っています。こんなに繊細で素晴らしい作品は、今の時代、日本映画でも少ないと思うので、今日、初日、1番目に観ていただいているお客様なので、告知ご協力お願いします」とアピールした。

最後に高杉は「この映画は、去年の8月に撮影させていただいて、自分の2週間が一瞬だったなぁという記憶です。そこで高校生活を過ごしたような濃い撮影期間でした。派手な青春ではないのですが、宏伸の青春の中では派手で、その一瞬をたくさん詰め込むことができて、素敵なきらめきをしていると思うので、たくさんの人に観ていただきたと思います」と締めた。

映画『世界でいちばん長い写真』はシネ・リーブル池袋・イオンシネマ全国順次公開中

(C) 2018 映画「世界でいちばん長い写真」製作委員会

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作品情報

世界でいちばん長い写真

世界でいちばん長い写真

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2018年06月23日 公開
出演
高杉真宙/武田梨奈/松本穂香/水野勝/前原滉/田村杏太郎/黒崎レイナ/森田望智/前原瑞樹/吉沢悠/小松政夫
監督
草野翔吾